Blackline Drag Racing

blacklineの RACEや日々作業blog

タグ:Iパターン

こんにちは

土曜日はMOTEGIでRACEの為 本日から準備に入ります
暑いですが、、、お時間のある方は是非 応援にいらしてください

さてさて、、、
ミッション作業

GEAR 達が熱処理上がってきましたので
準備でございます


補修1
























これは DOG補修したGEARで

熱処理


























こちらは 熱処理のみ行ったGEAR
シーケンシャルのバレルは、表面硬度を上げる事で
鉄粉の噛みこみを少しでも防ぐように、、と摺動性も若干良くなります

そしてそして、、、、組み込み前には
地道で長い作業、、、、、

まずは洗浄、、、、、


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ケースに付く付属品も外して パッキン剥がして
ネチネチ洗います、、、1日仕事です

他のパーツも全部洗浄

そして、、、最も 神経が磨り減る 曲がり修正


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ネチネチ、、、、修正していきます
何度か書きましたが、、、この金属を曲げていくのって
精神衛生上、、、あまり宜しくないと、いつも思います

怖いものです(^^:

クランクシャフトなどは、曲がり100分代を超えたらつまり、0.1とかになったら
曲がり修正しても、、再使用は避けたほうが良い。。。というのは
使用時の経験値で感じてましたが

こうやって曲げると 0.1mmの大きさが体感できます

0.1mm戻す場合 反対側にはもっと曲げないと
金属は戻ってくれません

しかも、クランクシャフトなどは表面が硬かったりしますので
曲がるという事は
反対側にもというかどちらにも クラックが入ってる感じなのでしょう、、、

曲がり修正をしてもまた 元に戻ってきたりします


という事で 100分代だと修正して使用しますが、、、
クランクシャフトは、、自分ではやりたくないので
内燃機屋さんにお願いしております

さてさて、、、ここからは涼しいエンジン室での作業となります(^^)
ネチネチ進めますー

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#blackline #ブラックライン #HKS #シーケンシャルミッション #Iパターン #DOGミッション  #DOG修理 #ギア修理 #曲がり修正 #ミッションOH

こんにちは

台風の被害 皆様大丈夫でしょうか?

blacklineは沖縄から北海道まで、お客様がおられます
何事もないと良いですが、、

さて、、
ミッション作業でも、割と多いのはHKSのミッション やパーツ制作や、DOG補修ですが

たまーにお問合せがあるのが  OS Iパターン
このミッションは、そんなに入庫してくるわけではないので

きっと 今の物はどんどん改善されていると思います
HKSもそうでしたが アフターのミッション、ましてDOGミッションは
日本ではそんなに需要もないので

作る数は限られます、なので不具合をどんどん 洗い出して
改善していくものです

なので、ウチに入ってくる物は 古いものが多くなるので
現状のVerでは、すでに改善されていたりすることを 念頭に入れてくださいね(^^)


まず、OS技研の、ミッションが GTR用 iパターンなのに安価という事
130万くらい?だったかな

これはHOLINGERの半額ですね

安さの秘密は、もちろん企業努力とコレかな?と自分は思っております

220920b















2軸のミッションですので こちらが一般的にいうカウンター側になります
良ーく見ると 気が付く方もいるかな?

そう、、、DOGミッション 競技用なのにギアがシャフト一体になっております
これは 競技用ミッションではあまり見ません

純正などはコストダウンの為に一体にしますが
競技用は、ギア比変更や、ギアのみを交換できるように シャフトとギアはセパレートが
多いのです

OS技研は、有名なOSクロスミッションを長年 販売していますから
こういった構造なのではなかな?と思います

なので、、この部分のギアを壊してしまうと、カウンターギア一体 ASSYで交換か
ギアをカットで分離して ギアを制作 はめ込みを制作する方法になります

メーカーに在庫があれば メーカーで交換したほうが安価でございます

また、このBODYのみを利用して、全てのギア比を変更する場合は、カウンター側を
セパレートで 制作 ギア4個とシャフト1本は制作も可能です

メイン側のギアも4個制作です


DOG部分は、凸凹タイプ

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もちろんこうなればどのミッションでも駆動を伝わりません
補修となります

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こちらも、、シーケンシャルは、新品で購入説明書を読むと
ほぼどのミッションも1万キロ前後の分解 OHを推奨しておりますが

Hパターンと違い 順番にしかシフトができないので 毎回DOGがかみ合いますので
消耗も速いわけですが、、、

この寿命も乗り方で大きく変わります  新品から極端にシフトをゆっくり行いすぎると
すぐダメになってしまうし

しっかりシフトできれば何年もという方もおります
なので、blacklineでDOG補修する場合

ギアの熱処理で
Iパターンは、少し Hパターンより硬く仕上げております

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メイン側 色が薄いほうのギアは全て処理済みとなります
耐久性と、摺動性を狙った作業でございます

で、、古いリンケージというかこのミッションならではのトラブルがコレ

220920h















リンケージアームが、ドライブギア内部に入るタイプなのですが
やはり 小さく薄くなるので この箇所の変形と
摩耗が大きいです

これはOILの選び方でも変わる部分
ここも補修をしておかないと、シフト不良、、、つまりDOG同士が届かなかったり
ひっかかりができてしまう事があります

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OILのたまりようにクレーターが掘ってあります
これ以上溝などを入れると 強度の問題がでると思われますので
元通りに補修します

熱処理もしますが、、、硬くし過ぎると折れますので
これは、それなりに、、、でございます

あとは
プリロード見て

組みたて 

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向かって一番上がバレルシャフトです、これを回転させると
各ギアが切り替わります

最後にケースに組み込んだら
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フロントのシフトタイミングギアに装着する電極で スイッチの調整
各シフト位置が、モニターいでるわけでございます

ツー―ことで
各社 ミッションは2軸のミッションであればほぼ構造は似ていますが
各部のウイークポイント 長所 短所は それぞれあるわけです

Iパターンはやはり街乗りにはあまりお勧めしませんが、、、
シフトが面倒なので、、、、寿命もあるので
Hパターンがお勧めですが

OS Iパターン 日本人が作った きめ細やかなミッション 価格も抑えてあるし

お勧めでございます(^^)


#blackline #ブラックライン #OS技研 #OSシーケンシャル #シーケンシャルミッション
#GTR用DOGミッション #ミッションOH #DOG修理 #ギア修理 #ギア制作
#Iパターンミッション


こんにちはー

昨晩は久々にお客様と、飲みにでかけました(^^)
御馳走様でございます

さて、、、
先日納めた ミッションですが
異音がする?ということ

しかし、、、、組み込みの記録、
小心者なので、写真を沢山撮っており かなり確認もしますので
まず、、、大丈夫であろう、、
という不安感がない感じです

しかし、、、、
あっ ひょっとして、、、、、
と思ったのが
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ココ、、、このミッション すさまじい破損具合でしたが
ここまで表面がやられると、、補修すると熱が入りすぎてしまい
厳しいので

DOGのみ補修、表面は荒れている程度なので
軽く研磨だけして組み込みしたのですが
ココかも??


基本的に一切 ノークレームですよ、、とお受けするのですが
何度か組んでいるお客様ですので

お預かりして、再度分解確認
やはり、組み込み 作動などは問題無し

ケースに組んで回すと、、、やはり、、微かに ひっかかる
これは、ヘリカルギアですので
回転してかみ合い、、抜ける際に どこかにひっかかっている状態

とにかく、せっかく分解したので
旋盤にSET

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ギアを組み込んだ状態で
回転させ目視で確認、OK

写真ありませんが、カウンター側も確認(^^)

そして今度は、ゲージでシャフトももちろん
ギアにベアリング、カラーシャフトに組んだ状態での

外周位置を確認
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全て100分代でOKです(^^)

という事で
もはや、、、表面をさらに整えるくらいしかできませんので
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リューターでギアのささくれた段をさらに研磨、、、
しかし、あまり削ると ギアのモジュールが崩れてしまいますので
そこそこに

で、、、手作業で仕上げ
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結構広範囲ですので、、、全部は取りきれませんが、、、
なるべく気になる箇所は補修
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このギアが一番ひどいのですが、他のギアも、傷んでおります
破片が噛みこんだのと、、
オイルの油膜切れ、、、だと思われます

ミッションなどをお預かりした際
使用するOILをお聞きすることがありますが、、、

これは、自分的な統計を見るため、、、


どのOILが良い 悪いは、、それぞれ判断があると思いますので
自分の考えは口にしません

まあ、、そんなに、語れるほどでもないでしょうから(^^;

ギアの痛み具合、DOGが減った際の硬さはCHECKしておりますので
傾向は把握しております

つまり、、ダメなオイルは極圧がかかった際もそうですが
ギアは回転しておりますので
温度があがり粘度が落ちると、飛びちってしまうものがあるようです
まあ、、直接 飛び散るところを見てるわけではないので
おそらく、、、ですが

金属同士が当たってしまうと焼き付くわけです

もちろん、、

お勧めのOILはあります
ミッション、、、特にDOGであれば

REDLINE の SHOCK PROOFの HEAVY
がお勧めです、衝撃を吸収するオイルでは、抜群だと思います(^^)

自分はもう、、、20年以上使用しております
表面硬度、、、ギアの破損度みたいな、、自分の統計でも

まあ、あくまで自分の、、ですが、このオイルが一番 現状維持を長く保ってくれます

興味のあるかたは、是非使用してみてください
ダメなら、、また変えればよいだけですので(^^)

ちなみに、、HEAVY LIGHT S LIGHTがありますが
HEAVYのみ、推奨させていただきます

つーことで、、、
これ以上は、やりようもないので

このギアの強度は未知数、、、

しかし、、キレイな状態であれだけ破損したので、
DRIVEや、使い方を変えていただければ、、と思います(^^)

2000PS対応であっても、、持たないと思われます

週末RACEとのことで、急いで洗浄して組付けしました(^^)
長く走ってくれると良いのですが

それではーーー、

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