Blackline Drag Racing

blacklineの RACEや日々作業blog

タグ:ドグミッション

こんにちは

まずは、
今週 土 日 ですが  自分だけですが
不在となります

工場のほうは通常営業、宜しくお願いいたします

さて、
秋になってきましたねー
ミッション作業のお問い合わせ ご依頼も増える季節でございます

さて、、、
良く  シーケンシャルミッションと Hパターンの違いなんかの
お問い合わせをいただく事もあるのですが

基本的に中身は同じでございます

ギアを抜いてから次のギアへ、、その構造はIもHも同じです

ですので
クラッチレスミッションのように、ギアを抜かずに次のギアに入れられる構造ではないので
シフトスピードはDRIVER次第です、IもHも同じように素早くシフトする事は可能です

ちなみに、、、クラッチレスっといっても、クラッチが無いわけではありません
より速くシフトアップできるミッションの事

欠点としてはシフトアップのみ、途中でアクセルを抜くと ギアが抜けてしまいます
DRAG 専用ミッションでございます

ですが
やはりIパターンのほうが、シフトは確実ですよね
これは、ガイドされる事での安心感とEasyな所が速くシフトできる
要因ですね
ですので、最近はIパターンが多く 入ってきますが、、、

DRAG RACE USEの方はHパターンでも、OKという製品

使用用途は限定的になります、前進のみ、、のシフター

240925b





















DRAG 走行専用の ワンウエイシフターです

使い方は、、、普段は通常の Hパターンとして使用できます
DRAG走行の際に カラーをONにすると、

240925c
























1~5まで順番にシフトアップしかできなくなります

240925d




















一応 動画を載せておきます



先に書いた通り 内部構造は シーケンシャルミッションと同じです
これはどのミッションでもほぼ同じ

DOG CHENGEをバレルで行うか、手動で動かすかの、違いです
つまり、DRAG走行に関しては、Iパターンと同等にシフトスピードを
上げる事が可能です

DOGミッションでも、Hパターンの メリットは、寿命です
これも、人によって大きく変わってくる部分ではありますが

一般的には、Iパターンは、常時順番にしかシフトできないので
必ず シフトを上げる 下げるは順番にしかできないので

5th GEARからいきなりギアを抜く、、などはできません
順番です、ですので、そのたびにレバー操作をして DOGを繋ぎなおしますので
消耗がどうしても速くなります

街乗りをしない、、という方は良いのですが
Iパターンは、Hパターンに比べると 街乗りがチト しんどい、、となります

Hパターンは、DOGミッションでも、STDのミッションのように
6Thに入っていたとしてもいきなり ニュートラルにすることができますので

DOGの摩耗が抑えられ 寿命が長い事が多いのです


まあ、、、こういった競技用のミッションですので
街乗りしていなければ どちらでも、、、だと思います

また、定期的な分解、確認も行っておいたほうが良いです

これは、DOGミッションの構造上、ギアの駆動が伝わらなくなる寸前まで
絶好調で、有る時いきなりギアがはじかれて  ギアの駆動が伝わらなくなります

しかも、内部を分解してDOGの摩耗を見ないと 程度はまず解りません

特に中古で買われた場合は、必ず塔載前に確認をお勧めします
DOGのかみ合いは、5mmもないので摩耗確認をしてから 搭載をお勧めします

4thギア



















このくらいすりへると、、、あと1mm前後でギアがかみ合わなくなってしまいます

4,5Dギア




















わかりずらいですが、、、、
ですので、結構 ちゃんと分解して目視しないと解らなかったりします

という事で  ワンウエイシフター 制作可能です
ご希望の方は、お問い合わせください

宜しくお願いいたします
それではー

#blackline #ブラックライン #DRAGRace #DRAGMachine #HKSミッション
#ギア制作 #ギア修理 #HKSミッションOH #ドグミッションOH
#DragShifter #ワンウエイシフター

こんにちは

いやいや、、、暑い、、、ですが

はまり仕事でございます

240726jd




















自分が組んだ HKS Iパターンミッションですが
納めたあと、ロックしたとご連絡が、、、

りLOCKするような事はないというか 無かったので、なんだろ?
症状も初めて聞くもの、、
と思い分解 してみると、、、

なんと、3RD GEARのベアリングが完全に焼き付いておりました

240726a



















こんな感じです
まるで、、OILが入っていなかったかのような状態です
初めて見る 事例です

いやいやいや、、、このミッションは、もう何十機  100回以上は組んでいるミッションですが
初めての事例です、

しかも、このHKSのミッションは一見外から見ると同じなのですが
中身が全然 違っていたりするのですが

このCリングを使わずに GEARを固定するTYPEは、この箇所に付くPARTSが
これしか、付きようもないのです

つまり、組み間違いは無いというか、、できない部分
ベアリングも確認済みで、クリアランスがタイトな箇所ですので
少しでもゴミが入っていれば、確認時で必ず気が付きます、、、

メインシャフトも曲がり修正 確認していますので、問題はありません

こういった場合  組み間違いやミスなどが
見つかったほうが、リカバリーがしやすい、、というか
次組みなおす際にも 目標が明確で、安心なのですが、、
何も、、、ミスは無い、、、
こういうのが、一番 嫌なんです、、、

なぜ 焼き付いたのが、全くの謎、、、、、
OILが入っていなかったかのよう、、、

とりあえず復帰しないとですので

まずは、焼き付いた箇所のカラーは制作や補修をしました
もちろんベアリングも新品ですが

240726c



















原因が解らず、、、
他の箇所も色々みていると、、、

偶然ですが、、お客様が入れたOILと
組み込み時のOIL 色が違うのですが

メインシャフト側に、OILがあまり来ていない感じ
車両に搭載後  高速に乗ったと言っておりましたので

おそらく上手くOILが GEARに回らなかったのでは?ないかな?と

構造を変更している箇所でもないし、寸法も曲がりもバッチリ、、となると
もはや、それくらいしか考えられないのです、、、、

ここで、思いだしたのが

このミッションが新品で売られていた頃
新品で車両に装着したら

REARケースと DRIVE SYAFT OUTPUT側の外側が焼き付いてLOCKした事が
ありました、、、

チトOILの周りが悪いミッションなのかもしれません

という事で

OIL経路は、拡大 追加済みですので

もう、測れる箇所は全て計測して、
基準値として、組みなおす、、という感じで仕上げるしかできません

240726b




















沢山組んでいるミッションでも、まだまだ斜め上から、トラブルは起こるものですね
良い勉強となりました

とりあえず もう少し計測確認を行った後 組み込んでいきます
ネチネチ進めます(^^)


#blackline #ブラックライン #HKSミッション #DOGミッション #シーケンシャルミッション
#Iパターンミッション #ドグミッション #ギア修理 #ギア制作 #ミッションOH


こんにちは

9月になりました
今月もパリッと 進めていきます(^^)
皆様宜しくお願いいたします

さてさて
DOG ミッション  HKS Iパターン

曲がり修正をしたシャフトで 組み込み前に
ケースに空組みして、プリロード確認
数値は、経験値からの重さでシム調整したりします
たまーに、、、、分解時にスゲー重いやつなどありますが
割と多いのが
組み治しされたミッションで、、、ケースシムにパッキンが
はみ出し 挟まったままという物もあります

という事で調整完了したら

230902a




















まずは、シャフトに各GEAR達を組み込み
熱処理と処理をしたGEAR D.GEARは若干色が変わります

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3個あるGEARの 2個目 DGear 3個目が
DOG補修 熱処理などしたGEARでございます

メインシャフト GEARはプレスを使用して組みます

つーことでここから、ケースの本組み
リンケージRODも組んで 

ケースに入れていきます
230902c





















ちなみに この作業台は、ミッション専用で制作したもの
色々なミッションの組み込み時に便利でございます

1STCaseを組んだら GEARを入れて 各GEAR作動確認をして進みます
このミッションは シーケンシャルなので、インターLOCKを外して組みます

たまに、インターロックが組み込まれているIパターンもあったりします
外すか外さないかは、、、あなた次第?ですね(^^)

HパターンはインターLOCKがありますので、
立てたままでも作動確認できます 

という事で LOCKが無いIパターンミッションの作動CHECKする際には 横にしますので
この時点でもケース時仮止めして パッキンが乾いてから横にしてCHECK

急いでいる時などには 立てたまま RODを2本づつ 
タイラップなどを巻いて固定してから 動かして
確認したりします

そして2個目のケースを組んだら
また スペーサーを入れて仮止め

230902d




















ここでも 横にして作動確認しますが
パッキンが乾くまで、しばし、、まちます

やはり急いでいる場合は タイラップなどを使用して固定して 立てたまま確認
センターにある MicroSwitchも固定

ここから メインシャフト カウンターシャフトのメイン ナットを締め込みます
その後 ベアリング バレルなどを組み込み
このミッションは5SPEEDですので、ここにGEARは組み込みませんので
カラーを入れます

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ここから、リンケージアームをバレルとアームに固定

230902f




















コントロールユニットを取り付ける前に やはり作動確認をします
DOGミッションですので、シフトの確認をする際にはMシャフトを手で回しながら、、の
必要があります

そして、、、
バレルを手でクルクル回し スムースに動くか確認
このバレルが回転することで この溝に沿って シフトが動いていきますので
表面にバリやゴミ すり減りがあってはいけませんので
慎重に見ますが

左右の手でクルクル回して見ていますので
結構疲れます

この写真のバレルは表面硬度を上げてありますので
補修は ダイヤモンドやすりで、整えます

良くIパターンはマメにOILを変えて、、、というのは
ここに カスなどが回って噛みこまないようにする という理由も多いです

ここに少しでもカスが入ると ほぼシフトがLOCKします
そのままDOGの入りが浅かったりすると、、GEAR飛ばしたりします

また、Hパターンに比べて 寿命が短いのはこの構造の為です
Hパターンのように、例えば 4thからいきなりニュートラルにはできません

クルマが止まる前に 4-3-2-1-Nと順番に落とす必要がありますので
シフトをNにするたびに 順番にDOGを必ず組み合わせないとですので
すり減るというか、、痛みが速いのです

OSやHKSなどでも、1万キロ以下の分解を推奨するのはこのためです

Nに落とす前に
クルマが止まってしまうとメインシャフトが停止してしまうので
DOG同士が干渉してしまい、入らなかったりします

オートバイと同じですね(^^)
オートバイなら軽いので、車両が止まってしまっても
軽く動かして落としていけばよいですが

クルマだと 車重があるので、そのままクラッチ繋げなおして Nまで下げるので
チト 面倒ですね

まあ、、、慣れでございます
なので、街乗りがメインの場合はHパターンがお勧めです
Iパターンはチト、、、疲れます

さて、ここから
最後のシャフト、、、コントロールシャフトを取り付けて
REARケースを組んでいきます

HKSのミッションが 他のミッションより、ストックボディに組んでも
耐久性が良いのは、このケース強度にあると思います

海外製のミッションなどは、、おおよそ ドライブプレートなどで強度を取る前提なら
大丈夫なのですが、、、

日本車のSTOCKではそのような載せ方を制作している方は皆無ですよね

という事で STOCKボディで 普通にミッションを載せている方は
ケース強度があるミッションをお勧めします

それではー


#blackline #ブラックライン #HKSミッション #DOG修理 #GEAR制作 #ドグミッション
#シーケンシャルミッション #DOGミッション #GEAR修理 #ミッションOH



こんにちは

今度は 秋田が、、、大変なことになってますね、、
またまた、秋田方面のお客様にご連絡しましたが

大丈夫なようです、
被害にあわれた方 お見舞い申し上げます、、、、

関東も、、暑いというか日本中暑いのかな?
体調気を付けましょう、、、

さて

涼しいエンジン室で作業(^^)

230718a




















ミッション専用の作業台に設置して、分解でございます
今回は、HKS Iパターン 5speed シルビア用です

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Rear Case開けるとこんな感じ
このミッションはバレルがメインシャフトの外側に被っております
シフトリンケージは基本的に、Hパターンと同じ位置です

5Speedですので、OD無し カウンター側はスペーサーのみです

向かって右のレバーがシフト コントロールにつながっていて
これを前後に動かすと 写真中央のバレルが回転して、
これに刻まれた 溝にそって シフトリンケージが作動します

たまにお問い合わせのある これを6Speedにできますか?
とあるのですが

PARTSがあれば簡単に変更できるのですが
無い場合は、、結構大変でございます、
ます、GEAR制作 メインとカウンターで2個に
ドライブGEAR とインナーカラー制作 ここが結構お金がかかる部分です

バレルに6Speedの作動パターンを切削
リンケージロッド制作 バレル側とDOG側 アーム制作

全て制作の場合 素直にもう1機購入されたほうが 安いかもしれません

さて分解 CHECKです
リンケージ アームなどを全て外し センターケースを外すと
1ST REVERS セクション

リバース 1stはキレイな感じ(^^)

230718b

















ここからは、フロントケースから出さないと 確認できません

HKSミッションが、他の海外製ミッションよりも、耐久性が良いのは
このケース構造です

元々がSTDの載せ方で使用する前提で
BELLからケースまで制作されておりますので
ねじれに 強い

海外製のミッションは、より軽くしかも 日本車のような載せ方を前提としていないものが
多いです

MotorPlateで、前後固定前提だな、、と思います
日本にはBELLメーカーもないですので
なにか制作して そのままエンジンの取り付け
固定は後ろだけ、、、が多いので

ケースがねじれ GEARが競ってしまい 割れたり欠けたりしている感じを
見受けられます

国産のStockBodyに普通に載せるような場合は、このHKSのような構造のケースが
お勧めです
さて、、、

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お客様のご指定が、2ndが抜けるとの事ですが
2,3が、ダメになっておりました

ここからはプレスでシャフトからGEARを分解していきます
前後から抜くのですが、

このミッションは、4Th GEARの下に Cリングが使われていないタイプですので
最後のほうの型です

最後のほうのミッションは構造が変わっていて、このCリングがレスになっています
結構多いトラブルで、このCリングがずれて シャフトを削ってしまっていたりします

この場合はGEARが抑えられなくなるので
GEARが入らなかったり 抜けたり DOGがしっかりかみ合わないので
すぐ GEAR抜けを起こします

また Revaes GEARが動いてしまうと
GEAR割れを起こす事もありますので

ご自分で分解される方は必ずここまで分解して 破損やリングの確認をお勧めいたします
また、破損している場合は、blacklineでも補修可能です、
リングも制作可能でございます

さてさて、分解完了
これは 外すとさらに解りやすいですが
この写真は DGearですが

230712c




















こうなると、DOG同士が引っかからなくなり
動力が伝わりません

そして、、このDOGの部分は5mmもありませんので
もし、DRIVEしていてGEAR抜けが起こりはじめたら

無理に手で抑えて走ったりせずに 速めに
分解 してください

あまりその状態で無理にDOG同士を当てると
Dギアが破損したり、表面に熱が入りすぎてしまい、DOG欠けたりしまう事があります

補修不可、、、制作になったりしますので早めに 分解をお勧めします

という事で GEAR補修に入ります

ネチネチ進めます(^^)


#blackline #ブラックライン #HKSミッション #シーケンシャルミッション #ドグミッション
#シルビアドグミッション #ドグミッション修理 #ギア修理 #ギア補修 #ミッションOH

こんにちは

暑かったり、雨だったり、、、
しかし、、湿度は多いですねー

梅雨って感じです
今年もあと半分、パリッと進めましょう(^^)

さてさて、
SKYLINE  GTR  
32GTR

マフラー制作

230530cc




















本来 このSPEC  RX6 TWIN  DOGミッション みたいな場合は
マフラーはいりません 

排気抵抗にしかならないので、、、SIDE出しですね
しかし、今回のORDERは街乗りできるように、、ですので

抜けるけど、なるべく音量を押さえた 排気周りを構築します
まず、、材料を、PEACEをカットして、制作していきます

この、、PEACEカットが中々時間と手間がかかります
皆同じ寸法にすないと、、ですので その後のバリ取りも大変でございます

今回は大型のサイレンサーを使用しました、テールパイプは110ハイ

最終部PEACEの接続はカップリングフランジを使用しました

写真の一番下です
ちと 値段は高いですが 最近はこれを使用する事もあります

触媒の位置が、チトメチャクチャでしたので、なるべくF側も調整して強制
して制作 
230530gg



















完成でございます

という事で、、、
エンジンに火をいれます


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ここから何日か、始動なども含めて調整していきます
最後の最後に、、、

キャッチタンクにblacklineのロゴを打って完成

2300603c




















完成でございます(^^)

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いやあ、、、RX6 TWIN 放置車両のリカバリー作業、、、
ホント 手間がかなりかかりました

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230603t




















ここから、OWNERは中古車屋さんなのですが、次のOWNERのOrder待ちとなります
RX6 TWIN もうあまり見られなくなったSPEC

それは、、、今はシングルで大きなTURBOが沢山普及したので
このころにように、TURBOを2個使うメリットがあまりなくなりました

2500psくらいまでなら、RBはシングルでもいけます

まあ、、、日本ではそこまでだしても止まれるサーキットも受け止める路面もありません
つまり、これからもシングルが有利となりますね

しかし、、カスタムの視点から見れば、カスタムは自由です
作りたいものは作る、という方も多いのです(^^)

楽しんで制作していきましょう

それではーーー


#blackline #ブラックライン #BNR32 #32GTR #RB26 #RX6 #ドグミッション
#トラ6 #ワンオフ制作 

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