こんにちは

9月になりました
今月もパリッと 進めていきます(^^)
皆様宜しくお願いいたします

さてさて
DOG ミッション  HKS Iパターン

曲がり修正をしたシャフトで 組み込み前に
ケースに空組みして、プリロード確認
数値は、経験値からの重さでシム調整したりします
たまーに、、、、分解時にスゲー重いやつなどありますが
割と多いのが
組み治しされたミッションで、、、ケースシムにパッキンが
はみ出し 挟まったままという物もあります

という事で調整完了したら

230902a




















まずは、シャフトに各GEAR達を組み込み
熱処理と処理をしたGEAR D.GEARは若干色が変わります

230902b

























3個あるGEARの 2個目 DGear 3個目が
DOG補修 熱処理などしたGEARでございます

メインシャフト GEARはプレスを使用して組みます

つーことでここから、ケースの本組み
リンケージRODも組んで 

ケースに入れていきます
230902c





















ちなみに この作業台は、ミッション専用で制作したもの
色々なミッションの組み込み時に便利でございます

1STCaseを組んだら GEARを入れて 各GEAR作動確認をして進みます
このミッションは シーケンシャルなので、インターLOCKを外して組みます

たまに、インターロックが組み込まれているIパターンもあったりします
外すか外さないかは、、、あなた次第?ですね(^^)

HパターンはインターLOCKがありますので、
立てたままでも作動確認できます 

という事で LOCKが無いIパターンミッションの作動CHECKする際には 横にしますので
この時点でもケース時仮止めして パッキンが乾いてから横にしてCHECK

急いでいる時などには 立てたまま RODを2本づつ 
タイラップなどを巻いて固定してから 動かして
確認したりします

そして2個目のケースを組んだら
また スペーサーを入れて仮止め

230902d




















ここでも 横にして作動確認しますが
パッキンが乾くまで、しばし、、まちます

やはり急いでいる場合は タイラップなどを使用して固定して 立てたまま確認
センターにある MicroSwitchも固定

ここから メインシャフト カウンターシャフトのメイン ナットを締め込みます
その後 ベアリング バレルなどを組み込み
このミッションは5SPEEDですので、ここにGEARは組み込みませんので
カラーを入れます

230902e




















ここから、リンケージアームをバレルとアームに固定

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コントロールユニットを取り付ける前に やはり作動確認をします
DOGミッションですので、シフトの確認をする際にはMシャフトを手で回しながら、、の
必要があります

そして、、、
バレルを手でクルクル回し スムースに動くか確認
このバレルが回転することで この溝に沿って シフトが動いていきますので
表面にバリやゴミ すり減りがあってはいけませんので
慎重に見ますが

左右の手でクルクル回して見ていますので
結構疲れます

この写真のバレルは表面硬度を上げてありますので
補修は ダイヤモンドやすりで、整えます

良くIパターンはマメにOILを変えて、、、というのは
ここに カスなどが回って噛みこまないようにする という理由も多いです

ここに少しでもカスが入ると ほぼシフトがLOCKします
そのままDOGの入りが浅かったりすると、、GEAR飛ばしたりします

また、Hパターンに比べて 寿命が短いのはこの構造の為です
Hパターンのように、例えば 4thからいきなりニュートラルにはできません

クルマが止まる前に 4-3-2-1-Nと順番に落とす必要がありますので
シフトをNにするたびに 順番にDOGを必ず組み合わせないとですので
すり減るというか、、痛みが速いのです

OSやHKSなどでも、1万キロ以下の分解を推奨するのはこのためです

Nに落とす前に
クルマが止まってしまうとメインシャフトが停止してしまうので
DOG同士が干渉してしまい、入らなかったりします

オートバイと同じですね(^^)
オートバイなら軽いので、車両が止まってしまっても
軽く動かして落としていけばよいですが

クルマだと 車重があるので、そのままクラッチ繋げなおして Nまで下げるので
チト 面倒ですね

まあ、、、慣れでございます
なので、街乗りがメインの場合はHパターンがお勧めです
Iパターンはチト、、、疲れます

さて、ここから
最後のシャフト、、、コントロールシャフトを取り付けて
REARケースを組んでいきます

HKSのミッションが 他のミッションより、ストックボディに組んでも
耐久性が良いのは、このケース強度にあると思います

海外製のミッションなどは、、おおよそ ドライブプレートなどで強度を取る前提なら
大丈夫なのですが、、、

日本車のSTOCKではそのような載せ方を制作している方は皆無ですよね

という事で STOCKボディで 普通にミッションを載せている方は
ケース強度があるミッションをお勧めします

それではー


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